BCOステーキングの新インセンティブ制度について考える
BCOステーキングの新インセンティブ制度が公表され、BCOステーカーたちの間では賛否両論で議論が活発化しています。
いや〜盛り上がってますねー!
(万が一盛り上がりが伝わったあなたはマニアックですw)
新インセンティブについては賛否両論さまざまだと思いますが、一度内容をまとめて、私の個人的な意見も書いてみます。
変更後のBCOステーキング報酬
期間ボーナス
- 1ヶ月:+0%
- 3ヶ月:+20%
- 6ヶ月:+50%
- 12ヶ月(〜1年):+100%
- 12ヶ月(〜1年3ヶ月):+125%
- 12ヶ月(〜1年6ヶ月):+150%
- 12ヶ月(〜1年9ヶ月):+175%
- 12ヶ月(〜2年):+200%
- 12ヶ月(〜2年3ヶ月):+225%
- 12ヶ月(〜2年6ヶ月):+250%
- 12ヶ月(〜2年9ヶ月):+275%
- 12ヶ月(〜3年):+300%
- 12ヶ月期間ステーキングの場合、最初の1年は資産固定されるが1年以後は解除可能
※青字が新設部分
新インセンティブ制度は、12ヶ月期間ステーキングを1年以上経過したステーカーに対して追加で恩恵を与えた感じです。
そのため、早い段階から12ヶ月期間ステーキングを行なっていた人は改善されました。
それ以外の人やこれから新規でステーキングする人にとっては、今後長期ステーカーの報酬割合が増える分実は報酬割合が悪化するため、今回の新制度は改悪となります。
人によって、有利になった人もいれば不利になった人もいるため、Discordでの議論も熱気を帯びて活発化しています。
Discordの議論の一例を紹介します。
「短期間ステーカーにとっては改悪。途中で投資条件を変更するのはルール違反だ」
「初期段階からリスクをとって12ヶ月期間ステーキングをした人は、CryptoBridgeの発展に大きく貢献したため追加恩恵は妥当だ」
「いくらなんでも300%は長期者が優遇されすぎているため、最大200%までにすべき」
「一度解除して買い直すと長期間の恩恵がなくなってしまうので、12月からの売り圧はある程度緩和できるだろう」
「今後、新規のステーカーの条件がどんどん悪くなっていくため、新規の投資家の参入が減ってしまう」
などなど・・
まぁコミュニティで議論が活発にされることはいいことですね。
なお、運営さんが公表した制度を再変更はしなそうです。
さて、わかりづらいですよね?
また、報酬ボーナスの+300%という意味を勘違いされている方も多いです。
報酬が3倍になるわけではありません。
変化のイメージをつけるために、簡単な例で報酬計算をしてみます。
報酬計算
計算条件
- 報酬総額:100BTC
- A:1ヶ月で10BCO
- B:6ヶ月で10BCO
- C:12ヶ月※1年以内で10BCO
- D:12ヶ月※2年経過で10BCO
- E:12ヶ月※3年経過で10BCO
- ステーキングBCO総量:50BCO
だとします。
先に旧制度の場合で報酬を計算してみます。
まずは報酬割合を決めるため、各BCOの量に期間ボーナス分を加算します。
(あくまで報酬割合を決めるための加算で実際にBCOが加算されるわけではありません)
旧制度の期間ボーナス加算結果
- A:+0%で10BCO
- B:+50%で15BCO
- C:+100%で20BCO
- D:+100%で20BCO
- E:+100%で20BCO
- 期間ボーナス加算後のBCO総量:85BCO
あとは各個人ごとに報酬額を比率で計算します。
旧制度の報酬額
- A:100BTC×10/85BCO=11.8BTC
- B:100BTC×15/85BCO=17.6BTC
- C,D,E:100BTC×20/85BCO=23.5BTC
さて、それではこれが新制度ではどうなるか?
DとEの加算ボーナスの変わりますね。
新制度の期間ボーナス加算結果
- A:+0%で10BCO
- B:+50%で15BC
- C:+100%で20BCO
- D:+200%で30BCO
- E:+300%で40BCO
- 期間ボーナス加算後のBCO総量:115BCO
新制度の報酬額
- A:100BTC×10/115BCO=8.7BTC
- B:100BTC×15/115BCO=13.0BTC
- C:100BTC×20/115BCO=17.4BTC
- D:100BTC×30/115BCO=26.1BTC
- E:100BTC×40/115BCO=34.8BTC
実際とは期間ステーカーの比率が違うので参考値ですが、どうでしょう?
想像以上に報酬が制度の前後で変わりますね!!
計算してみて自分でもびっくりです。
次はいろんな立場の人から新制度を考えてみます。
初期から12ヶ月期間ステーキングしている人
日本では12月〜2月あたりにCryptoBridgeやBCOが流行ったので、この時期にステーキングを始めた人が多いと思います。
私も1月に12ヶ月期間と6ヶ月期間のステーキングを始めました。
ここで、12ヶ月期間を選択した人たちにとっては今回の新制度はプラスしかありません。
それもかなりのプラス材料だと思います。
- 1年経過後はいつでも解除できる
- 1年経過後は勝手に報酬割合が増えていく
株主優待の長期保有者特典が追加されたイメージですね!
しかも、その増加割合はけっこうインパクトが大きいです。
例えば先ほどの報酬計算例だと、DさんとEさんが新制度で恩恵を受ける人ですが、それぞれ新旧制度での報酬は・・
- D:23.5 → 26.1(11%増)
- E:23.5 → 34.8(48%増)
となります。
もちろんこの計算は仮の結果で、実際には各期間のステーカーの比率によって変わってきます。
しかし、Eさんが初期からの12ヶ月期間ステーカーで、2年後にはこのような計算方法となります。
制度が変わったことで数十%ももらえる報酬が増えることとなり、かつ別にいつでも解約できる。
最高ですね!
初期12ヶ月ステーカーのみなさんは、この1年間資産固定されながらCBを応援し続けた結果、すごいご褒美がもらえた感じです。
(ただ辞めたくても辞められなかっただけの人もいると思いますが・・w)
1,3,6ヶ月期間ステーキングしている人
はっきり言うと、この属性の人はただの改悪なのでドンマイとしか言えません。
私もある程度の初期からの6ヶ月ステークを持ってるので、その点はショックでした。
短期間ステーカーの場合、今後は持ち続けたとしてもだんだん報酬割合が減っていくことが推測されます。
先ほどの計算で見てみましょう。
AさんとBさんが短期間ステーカーです。
- A:11.8 → 8.7(26%減)
- B:17.6 → 13.0(26%減)
けっこうインパクトでかくないですか?
じゃぁ12ヶ月ステークに切り替えよう!
と思っても今からのなので、すでに先行している12ヶ月ステーカー達とは約1年の差がつきます。
ということは、今から3年間経過するまでは100%近い報酬ボーナスの差があるままになってしまいます。
う〜む、世知辛い。。
リスクヘッジと12月の初期ステーカー解除の暴落で枚数を増やそうと目論んでいたのが裏目に出てしまいました・・
まぁ私は7割ぐらいは12ヶ月ステークしてるので文句は言えませんが。
新規で12ヶ月ステーキングをする人
この人も今までと比較すると、改悪です。
新規で12ヶ月ステークを行う人よりも、すでに1年経過している人の方が常に報酬を多くもらえるからです。
完全に追いつくには3年かかります。
じゃぁ今後は新規でステーキングしない方がいいのか?
それは違います。
もちろん、初期ステーカーとの差はありますが、それはもう決まったことで文句を言っても意味がありません。
この条件でも投資する価値があるならするべきです。
そして、もしステーキングするなら早い方がいいです。
早めに始めた方が初期ステーカーとの差も小さいですし、逆にさらに後から始めた人よりは多くもらえます。
CryptoBridgeやBCOに将来性を感じるのであれば、逆に新制度は長期ステーキングする人にとってはいい制度なので、やるなら割り切って早めに始めた方がいいですね。
ただし、今は12月からの初期ステーカー解除の暴落があるかもしれませんので、もう少し待った方がいいと思います。w
結局どうなん?
なんだかんだと書きましたが、新制度がどうなのか?
私には良否判定なんてできません。
ただし、ただの個人的な意見としては、
やや賛成
です。
目先のBCO価格は下落すると思いますが、長期的な視点でのBCOステーキングのインセンティブはかなり良くなるので、BCO投資を続けていくのであれば歓迎です。
ただし、新規参入の壁がやや高くなってしまったのが懸念です。
結局はCryptoBridgeの出来高に報酬は依存するので、BCOステーカーも新規参入者は非常に重要になります。
まぁ決まったもんは決まったもんとして、その上で各自投資判断するしかないですね!
(それを言ったらおしまいw)
私は引き続きCryptoBridgeを応援し、BCOで莫大な不労所得を得ることを夢見ていきます!
以上!
月2回のBCO報酬のまとめと考察記事を書いているので、ぜひご覧くださいな!
CryptoBridgeの登録方法とBCOステーキングを始める方法はこちら